みなさん、お久しぶりです。『Twitter』ではつぶやいていましたが、こうしてブログを書くのは約一年ぶりでございます。
これからは、ちょくちょくブログも更新していきたいと思っておりますので、たま~に覗いてみていただけると、いつの間にか更新されているかもしれません(笑)。
さて、そんなブログ再開第一弾の記事は、『灰羽連盟』のBD-BOXです。
『灰羽』といえば、比嘉久美子さんもダイ役で出演されている作品で、個人的にとても思い入れの深い作品だったので、今回のBD化は非常に嬉しかったですね。

特製ボックスはしっかりとした作りで、どことなく「繭」を思わせる質感になっています。作品の世界観をうまく表現しているボックスです。

安倍吉俊さん描きおろしのディスク収納ボックス。こうしてラッカたちを眺めていると、放送当時を思い出して懐かしい気持ちになりますね。「今」を忘れられるひと時です。

だがしかし! そんな余韻に浸ってばかりはいられないのです。この収納ボックス、上の写真のようにディスクが重なって収まっているため、ヒジョーに取り扱いが面倒なのであります。
下に収まっているディスクを取り出すには、まず上にあるディスクを外して……という具合。見栄えはいいけれど、ちょっと実用性に欠けるのが残念です。
そんなボックスからディスクを取り出し、とりあえず第1話~第3話までをざっと視聴。そういえばこの作品、当時から16:9で製作されていたんですよね。
とはいえ、う~ん、アプコンだとこの程度までが限界ですかねぇ。デジタル制作初期の作品だから余計なのかもしれませんが、予想していた以上に画質が悪かったです。マスターに問題があると思われる第2話は仕方ないとしても、『宇宙のステルヴィア』くらいのアプコンは期待していたのですが……。
画質に期待をしなければ内容は十分満足できるものですので、それを踏まえて購入するかどうか判断されることをオススメします。ちなみに、サントラの音質はオリジナルに違わず良好だったことを付け加えておきます。
この時代のデジタル制作の作品は、アップコンバートの技術が進歩したら、ぜひとも再度リマスタして世に送り出していただきたいものです。
■ 『灰羽連盟 ホームページ』 (作品公式サイト)
●今回取り上げた作品
3月22日以来待ち続けていた、茅原実里さんの待望のライブBD『Minori Chihara Live Tour 2009 ~Parade~ LIVE Blu-ray』が、本日発売されました。
BOX仕様でも何でもなく、普通の青いBDケースのみという少し物足りないパッケージを開封し、とりあえず本編のみ視聴。つか、『Parade』のイメージが赤だったので、青いケースに入っているのがどうしても気に入らないのです(笑)。
それはさておき、感想をば。
画質に関しては、みのりんの肌が不自然に白っぽかったり、サイリウムのUOが黄色になっていたりと、色合いが不自然なのが気になりました。また、若干ノイジーで終始ザラついてしまっていたのも残念。
DVDとは比べるまでもなく高画質なのですが、他のライブBDと比べてしまうともっと頑張れたのではないかと思ってしまうのです。
音に関しても、ヴォーカルが前に出てきてくれなかったり、やたらとギターソロの音量が大きかったり、演奏中の会場の音はほとんど拾ってくれていなかったり、残念な部分が多かったです。ライブの音源なので、別に「キレイ」な音は求めてはいないのですが、せめてヴォーカルがしっかり気持ちよく聴けるミックスをお願いしたかったなぁ、と。
とはいえ、ヴォーカルに関しては、ここのところの地震でスピーカーが動いてしまい、再生環境が狂ってしまっている可能性もあるので、あまり強くは言えないのですが……(汗)。
あと、本編そのものに関してですが、楽曲に関する部分は文句なしだと思います。カメラワークも良かったですしね。ただ、違和感の残る不自然なMCカットや、エンドロール部分での会場の「Voyager train」大合唱にみのりんの歌を重ねてしまうなどの編集はいただけない。
特に、最後の会場一体となった「Voyager train」の大合唱は、それ自体が大変素晴らしい思い出だっただけに、なぜみのりんの歌を上からかぶせる必要があったのかが激しく疑問。ライブ当日の状態でBDに残して欲しかったです。
画質や音質など、個々に見れば確かに厳しい評価にはなるのですが、あのライブの感動を思い思いの時間や環境で楽しむことができるというだけで、このライブBDを手元に置いておく価値はあると思います。
あの日の想いを残したい方は、ぜひ手に入れていただきた一品です。
■ 『茅原実里オフィシャルサイト』 (茅原実里さん公式サイト)
⇒ 「ついに…♪」
「HDマスターからのダイレクトオーサリング」という言葉に期待しすぎていたのでしょうか――。
AT-Xでしか視聴できなかった私にとって、このBDはHD画質で楽しめる唯一の『狼と香辛料』。それなのに、この画質と音質ではとても満足などできません。
背景は文句なしにキレイなのですが、キャラクターに関しては微妙で、OPのホロの髪の毛がなびくシーンではノイズっぽさを感じますし、本編では随所で輪郭にジャギーが目立ちます。
『ef』があまりにも高画質すぎるというのもあるかもしれませんが、比べてしまえば差は歴然。HD制作でこの仕上がりはいかがなものかと。
音質も思っていたほどではなく、そこそこといったところ。
クリアな音ではあるのですが、特段レンジが広いわけではありませんし、『ef』のような「気持ちよさ」は味わえませんでした。
BD化を待ち望んでいたとはいえ、この仕上がりだと「Blu-rayならでは」という感動もなく、購入した喜びも半減。逆に、不満のほうが大きいくらい。
ポニーキャニオンさんはジェネオンさんを見習って、我々が本当に満足できるBD作りに精進していただきたいものです。
■ 『狼と香辛料 Official web site』 (作品公式サイト)
◆ 『NANA MIZUKI LIVE FIGHTER BLUE×RED SIDE』
「-BLUE SIDE-」の感想は先日書いたとおりなのですが、「-RED SIDE-」ではヴォーカルの入力レベルの不安定さがかなり解消されており、BDとしてのオススメは断然「-RED SIDE-」。
「-RED SIDE-」の出来であれば、ほぼ合格点と言ってもいいでしょう。音響に関しては、会場の特性も影響するので、今回はこれ以上望むべくもないと思いますし、画質に関しても、もちろんもっと高画質になれば言うことはありませんが、派手な演出が破綻なく収録されているので、十分だと思います。
今回、水樹奈々さんのライブがBD化されたことで、他の声優やアーティストの今後の作品に与えた影響は少なくないと思いますので、それだけでも評価されるべき価値のある作品だと思います。
◆ 『ef - a tale of memories. Blu-ray BOX』
◆ 『ef - a tale of melodies. Blu-ray 1』
前評判どおりの高画質で大満足。メチャクチャ綺麗ですね。OPを観ただけでも感動もの。これはBDでないと味わえない領域の画質だと思います。その上、音質も非常にいいんですから、文句のつけようがありません。
解像度が高いので、キャラクターの髪の毛一本まで繊細に映し出されますし、何より発色が非常にいいので、空やステンドグラスなどの描写が活き活きとしています。
音の解像度も高く、上下ともに見事に伸びきったレンジの広さ、透明感など、どれもが素晴らしいレベル。余計なことを気にすることなく、物語に没頭できます。
まずはジェネオンさんが無料配布したBDからでもよいので、ぜひ一度ご自身でこのハイクオリティを体感してみてください。きっと満足できると思います。
水樹奈々さんのライブBD、『NANA MIZUKI LIVE FIGHTER BLUE×RED SIDE』が到着。
さすがに全部観られるだけの時間はなかったので、とりあえず「-BLUE SIDE-」の本編のみ視聴した感想を簡単に。
DVDでは複数枚にまたがって収録されていたものが、一枚のディスクに収まるというだけでも嬉しいのに、その上さらに画質、音質ともにBDのほうが圧倒的に良いのですから、もうDVDには戻れません。
画質は、ライブ映像ということを考えると、まずまずだと思います。客席までクッキリ画質で、お客さんの顔まで高精細。発色もよく、レーザーによる演出や客席のサイリウムなどは、非常に綺麗です。
一方、音質はまだまだ改善の余地ありだと感じました。そこそこワイドレンジで、DVDで気になっていた高域のキツさはだいぶ緩和されましたが、空間表現は今一歩。ライブゆえというのもありますが、ヴォーカルの入力レベルが不安定で、バンドの演奏と上手くミックスされていないのも残念なところ。
もう少し詳しいレビューは「-RED SIDE-」を観てから書く予定ですが、BD版を買うだけの価値は十分ある、ということだけはお伝えしておきます。
初回限定のスペシャルパッケージが残っているうちに、ぜひ。
■ 『NANAPARTY』 (水樹奈々さん公式サイト)