【 みかずきの個人的総評 】
楽曲 : ★★★★☆ / 音質 : ★★ / 状態 : 優
9月25日(水)にリリースされた、豊崎愛生さんのセカンドアルバム、『Love letters』。発売から時間がたってしまいましたが、じっくり聴き込んでみての感想を書きたいと思います。
ファーストアルバムに続き、ほっこりできる楽曲が多いのですが、今作はそんな中にちょっぴり辛い曲(!?)もあったりして、新しい一面も聴くことができますよ。
あたたかな曲たちに囲まれる幸せな時間♪
1曲目の「See You Tomorrow」の軽快なサウンドとともに幕を開ける、この『Love letters』。全体的にあたたかい雰囲気の楽曲で構成されているので、とってもほっこりした気持ちになれます。
この心温まる音楽は、愛生さんの持ち味が存分に発揮されていると思います。忙しい毎日に、ほっとできる時間を作り出してくれる、そんなアルバムです。
シングルからの楽曲も数多く収録してます♪
先行シングルである、5thシングルの「music」から、9thシングルの「CHEEKY」までの楽曲も、幅広く収録されています。
タイトルチューンはもちろん、カップリングの曲も「さすらいの迷える仔猫」など3曲が収録されているので、アルバムから愛生さんワールドに入るのもいいかもしれません。
私がシングル未購入のため比較できなくて申し訳ないのですが、「CHEEKY」は新たに「-clover mix-」されています。おそらくシングルとは雰囲気が違うかと思いますが、それゆえ、新鮮に感じるかもしれませんね。
ピリリと辛い!? 「LiLi A LiLi」。
愛生さんの曲は、基本的にシンセをあまり使わないものが多いのですが、「LiLi A LiLi」だけは真逆で、シンセを前面に押し出した楽曲になってます。
このアルバムの中で、アクセントになり得る曲だと思い、これは「ピリリと辛い」山椒のような存在なのかなぁ、なんて思いました。ホント、異色ですよね。
でも、違和感はなくて、新しい愛生さんの一面を見せてくれるという意味では、貴重でもあります。もしかしたら、肌に合わない人もいるかもしれませんが、食わず嫌いせずに、ぜひ一度聴いてみてください。
お世辞にも良いとは言えない音質。雰囲気作りは理解できるが……。
音質に関しては、とても残念と言わざるを得ません。
まず音が濁っていて、楽器が重なるにつれゴチャゴチャしてしまい、どこで何が鳴っているかよくわからなくなってしまいます。ボーカルも雑で、伸びが足りません。
全体的に抜けが悪く、空間的な広がりも感じられないので、とっても窮屈。せめて、S/N感がよければと思うのですが、それも残念なレベルです。
もちろん、あたたかみはあって、それなりにタイトな空間表現のほうが、楽曲の雰囲気にはあっているんでしょうが、そうは言っても褒められたものではありません。今後の改善を願います。
ファーストアルバムが好きなら絶対に買い! 試聴は「iTunes Store」でどうぞ♪
ソフトな雰囲気は、豊崎愛生さんの声質とも相性抜群。あたたかい楽曲に囲まれたい、ファーストアルバムが大好きだ、という人には強くお勧めしたいです。
そんな『Love letters』、公式サイトでは試聴ができないのですが、下に張らせていただいた「iTunes Store」のリンクからは、全曲試聴することができますので、兎にも角にも、ひとまず聴いてみてくださいませ。
ゆっくりと歩くことの大切さ、とでも言いましょうか、スピードを求められる時代だからこそ、たまにはゆったりとした気持ちで音楽に浸ってみませんか? 最適な一枚が、ここにありますよ。
関連リンク
■ 豊崎 愛生 | Aki Toyosaki
■ 豊崎愛生オフィシャルブログ「あきまつり」Powered by Ameba
→ 『Love letters』|豊崎愛生オフィシャルブログ「あきまつり」Powered by Ameba
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